カテゴリ:リフォームブログ / 投稿日付:2021/08/20 09:18
(写真は、リフォーム現場に現れた白いドレスの女性。ではなく、右を向いてメモを
取っている内装屋さん。と、サバトラ柄の保護猫チョコ君)
*怖い話が苦手な人は不動産ブログへどうぞ
リフォーム部の川人です。
8月も後半になりました。まだまだ暑い日が続いています。
夏の風物詩にもいろいろある中で、外せないのが怪談話。
今回は、怪談とは少し違いますが私が今まで聞いたなかで本当に怖かった話を一つ
ご紹介させていただきます。
私は元々は大工で、奈良の山奥で親方のMさんに弟子入りしておりました。
Mさんの親方はFさんという方で、そのFさんの親方はKさんという方だったそうです。
私が習いに行っていた頃にはKさんはもう他界されていましたが、弟さんが80代で
お元気でした。
その大親方が現役の棟梁だった頃の話です。
ある年のこと、K棟梁が他所の村で本家(ほんや・母屋の事。奈良の建て倒れとも
言われるだけあって規模の大きな家が多かった)を上棟した時の事。
昔の事ですから夜には村内の親類縁者が集まって宴会になります。
上棟式の日には棟梁が主役なので、盃も何度も廻ってきます。
とうとう酔い潰れてしまい、今日はお開きにしようという事になりました。
たまたま同じ集落の人がいて、その人が送って帰ることになり、棟梁を助手席に乗せて
帰途につきました。
家に着いた時、棟梁の左腕が無かったそうです。